介護職の履歴書・職務経歴書の書き方
履歴書・職務経歴書は、応募先の採用担当の方が一番最初に見るあなたの「自己紹介シート」です。
「履歴書」には基本的な個人情報や略歴などを簡易にまとめ、「職務経歴書」にはこれまでの職務内容や役割など実績やスキルをまとめて記載します。
(※職務経歴書が必要のない場合、応募先指定の書式がある場合がありますので、具体的な応募先がある場合にはまずはコンサルタントにご相談ください!)
ポイントを押さえ、正しく記載し、書類選考を通過しましょう!
履歴書の書き方
<ポイント/記入注意事項>
- 手書きの場合は、黒色のボールペン(熱で消えないもの)で記入する。
- 楷書で丁寧に記入。数字は算用数字(0,1,2…)で記入する。
- 間違えた場合には、修正テープや二重線、訂正印は使用せず、新しい用紙に書き直す。
- 日付(年月日)を記載する際は、西暦(20XX年X月X日)もしくは和暦(元号X年X月X日)のどちらかに統一して記載する。
プロフィール(氏名・住所など)
- 「ふりがな」を忘れずに記入する。
- 日付は、郵送の場合は「発送日」、持参の場合は「持参日もしくは面接日」を記入する。
- 住所は、都道府県から〇丁目〇番〇号まで略さず、マンション名・部屋番号まで記入する。
- 「連絡先」欄は現住所とは別にある場合にのみ記入する。
- 固定電話と携帯電話がある場合は、一段目に固定電話、二段目に携帯電話の番号を記入する。
証明写真
- ジャケットを着用し、証明写真もしくは写真館で撮影する。
- 3ヶ月以内撮影したカラーのものを使用する。
- サイズは、縦4cm、横3cmのものを使用する。
- 【共通】
・スーツまたはスーツに準ずる洋服を着用する。
・結婚指輪以外のアクセサリーや香水などは避ける。 - 【男性】
・白系のワイシャツ、ネクタイを着用する。
・清潔感のある髪型、無精ひげは剃る。 - 【女性】
・メイクはナチュラルにする。
・明るすぎる髪色は控え、長い場合は結ぶ。
学歴・職歴
- 学歴と職歴は分けて記入する。
- 学歴は中学校卒業から記載し、高等学校以降は入学・卒業年次ともに記入する。
- 高等学校は「科」、大学は「学部・学科」まで記入する。
- 学歴と職歴の間にスペースは入れない。
- 職歴は(株)(社福)と略さず、「株式会社〇〇〇〇」「社会福祉法人〇〇会△△」と記入する。
※省略してしまうことの多い施設種類も略さず記入する。
*特養…特別養護老人ホーム
*老健…介護老人保健施設
*デイ…デイサービス
*有老…有料老人ホーム
*養老…養護老人ホーム
*サ高住…サービス付き高齢者向け住宅 - 退職済の場合は、行をあけずに「以上」を行末に記入する。
- 在職中に応募する場合は、「現在に至る」を行末に記入する。
免許・資格
- 取得の古いものから、正式な資格名称を記入する。
(例)【取得】
・社会福祉士
・主任介護支援専門員
・介護支援専門員
・介護福祉士
・精神保健福祉士
・普通自動車第一種運転免許
・普通自動車第一種運転免許(AT限定)
【修了】
・認定ケアマネジャー
・介護福祉士実務者研修
・介護職員初任者研修
・ホームヘルパー1級(2003年4月以前に取得の場合)
・ホームヘルパー2級(2003年4月以前に取得の場合)
・訪問介護員2級養成研修課程
・重度訪問介護従業者養成研修
★取得…免許証が交付されるもの
★修了…研修などを終えたこと
★合格…合格証が交付されるもの
※介護業界の資格では、試験があっても研修を終えることで資格を取得できるものを「修了」と記載する。
- 現在チャレンジ中で取得予定のものも記入する。
(例)福祉用具専門相談員講習受講中
志望動機・アピールポイント
自分自身の言葉で、「応募先のどこに魅力を感じているか」「なぜ応募先・職種を希望しているのか」「今まで経験してきたことを発揮して貢献できそうか」などを記入する。
(※今までのご経験の具体例・エピソードがあるとさらに◎)
本人希望欄
通常は、『「貴社」「貴法人」の規定に従います』と記入する。
※注意すべき施設敬称
・介護施設…貴施設
・社会福祉法人…貴法人
・病院…貴院
・事業所…貴所
・株式会社…貴社
★履歴書の全ての記入が終わったら…
- 履歴書作成後は面接前に自身で確認できるようにコピーしておく。
- 履歴書は、小さく折りたたまないようにする。
- 封筒の色は「白色」が理想。ただし「茶色」でもNGではありません。
※履歴書をクリアファイルに入れて「角形A4封筒」もしくは「角形2号(角形2号の方がややサイズが大きい)」に入れましょう。 - 封筒の表には郵送の場合、応募先の「郵便番号・住所・施設名/企業名」を正確に記載。担当者名が分かっていれば、「(名前)様」、分からなければ「採用ご担当者様」と記載する。
- 左下には「履歴書在中」(全体を四角で囲む)と赤で記載する。
- 封筒の裏(の左下)には忘れずに自分の郵便番号と住所、名前を記載する。
- 郵送する場合は普通郵便で、できれば窓口を使い正確な料金を確かめて、送る。
※急ぎの場合には速達で送ることも検討する。
職務経歴書の書き方
日付・氏名
- 日付は履歴書記載日(発送日・持参日・面接日)と同じ日付を記入。
- 必ず氏名を記入。職務経歴書が複数いなる場合は、1枚ごとに氏名を記載しておくと、より丁寧。
職務概要
- 学校卒業後から今まで、「どこでどんな業務に」取り組んできたか、職歴の概要を簡潔に記入。(“あらすじ”のようなイメージ)
職務経歴
- 勤務先:ホームページなどで調べ、施設等の形態、病床数利用者数を記入する。
- 期間:職務に携わった期間を(〇年〇月~〇年〇月)の月単位で記入する。
- 職務内容:仕事内容は、具体的かつ簡潔に記入する。
資格スキル
- 「取得年月」と資格免許は必ず「正式名称」で記入する。
- 経験の中でパソコンを利用した業務を行っていた場合には、パソコンスキルも記入する。
- すべて書ききれない場合は、仕事に結びつくものを優先し、関わりの無いものや趣味的なものは割愛するのが無難。
自己PR
- 業務における自己PRを経験を交えて、具体的な内容を記入する。
- 自身の経験を通して得たこと、介護の仕事に対する思いや今までの経験やスキルをどのように活かしたいかを記入。
最終学歴
- 「卒業年月」と学校名(科学部学科名含む)を「正式名称」で記入。
★職務経歴書の全ての記入が終わったら…
- 職務経歴書作成後は面接前に自身で確認できるようにコピーしておく。
- 履職務経歴書も小さく折りたたまないように、履歴書と一緒にA4サイズの白い封筒に入れて郵送もしくは持参する。
(クリアファイルに入れておくと尚良いでしょう。)